HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

インターネットの速度

マーシャルのインターネット速度は、遅め。自宅のADSL回線では速度が1Mbps出ることは、まずない。インターネットが普通に使えていると感じる日で速度は700kbpsぐらい。最近使うようになったポケットWi-Fiはわりと速度が早くて、約3Mbps。


ネットが遅い!とストレスを感じる日は100kbps以下だったりする。ネットが遅いとイラッとするので、遅い日は速度を測って、それをスクリーンショットで撮って記録することにした。そして先日、最低記録が更新された。1.8kbps。もうほぼダメ。ホームページは開くことができないし、SNSすら無理。そんなひどい状況のときも、Eメールだけはなんとか大丈夫だったりする。ネット速度が今ほど速くなかった時代から存在しているだけあり、シンプルだからいいのかな。

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ネット速度最低記録の更新


ネット速度が遅い国からアクセスするとよくわかるのが、世界的なマーケットを考えている企業ほど、ウェブサイトが軽く、日本の自分たちのことしか考えていないサイトは、やたら重い。アマゾン、ネットフリックス、YouTubeのサイトはマーシャルからネットが多少遅くても利用できるけれど、日本の有名企業はサイトが重かったりする。日本の企業からすれば、私のように遅いネットからアクセスする人は対象外ということなのだろう。なんだか悲しい。日本にいると自分のネット環境が当たり前だと思っている人が多いと思うけれど、そうじゃない人も世界にはたくさんいるってことをわかってほしい!3Gのファイルを送られたら、こちらはダウンロードに2日間かかるのです。

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マーシャルの子供たち


日本の基準が当たり前だと思っていて、海外でも日本モノサシで見て判断してしまう人も多いと思う。私も、もちろんその一人であるけれど、それを自覚している。自覚しているかどうかで、そこにまた大きな違いがあるように思う。近頃よく目にする「多様性」「異文化理解」という言葉。頭でわかっているつもりでも、どれだけの人が自分の中で本当に理解し体現できているのだろうか。私もマーシャルで暮らす中で、これを日々学んでいる。

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ミュージカルの練習、、、ではなく、じゃんけん大会。