HERE COMES THE SUN

太平洋の南の島マーシャル諸島からの日記です

ワールド・ツナデー

ポスター部門

5月2日はワールド・ツナデーというイベントがあった。直訳すると「世界まぐろの日」。太平洋の資源であるまぐろについて考えたり、まぐろを盛り上げていこう!という主旨だった思う。なんだか地味で、知名度も低くて参加者が少なそうなこのイベントに、一早く目を付けたのはハルカの担任の先生。まぐろの歌を作詞作曲して録音して応募する歌部門に、ハルカのクラスが応募することになった。地味なイベントなのに、なんと優勝賞金3000ドル(約32万円)!今月末に予定しているクラスの卒業式の資金を勝ち取ってくるわよ!と先生は本気で優勝を狙ってきた。先生の友達の作曲家に頼んで、さっそくステキなまぐろの歌を作ってもらった。あとはハルカたちが覚えて歌うだけ。10日程練習して応募した。結果は2位。惜しくも優勝を逃したけれど、2位にも賞金300ドル(32000円)がもらえた。
デラップパークで入賞者の表彰式があり、2位になったハルカたちがステージで歌を披露するというので、見に行った。なかなかまとまりのある、いい歌だった。ちなみに優勝したのは、マジュロの大人のバンド。半分プロみたいな男性4人組によるラップ調の歌が優勝だった。この人たちと同じ土俵で競っていたのか...。他には入賞したのか知らないけれど、リタ小学校からも応募して、歌を披露したクラスがあった。子供たち10人をステージ上に整列させて、その周りをマイクを持った男の先生が歩いて回りながら1人で大声で歌う、というパフォーマンス。子供たちがほとんど歌わないし、先生が1人で3曲も歌うので長い。観客席に漂う「え!?(笑)」という空気が面白かったけれど。
後日ハルカが興奮気味に教えてくれたのは、ハルカたちが2位になったのはマーシャルで2位でなく、ワールド・ツナデーの全参加国(ミクロネシアキリバス、マーシャル、ナウルパプアニューギニア、ソロモン、ツバル、トケラウ諸島)の中で2位だとのこと。この参加国すべての位置がすぐわかる人は、かなりの太平洋諸国通です(笑)。

↓先生の歌